<記事紹介> 細分化された触媒研究、このままでいい? (Angew. Chem. Int. Ed. Editorial)

Angewandte Chemie Interantional Editionsの今週号は、ともに触媒研究の世界的な研究者であるカリフォルニア大のBruce C. Gates教授とノースウェスタン大のTobin J. Marks教授の共著によるEditorialを掲載しています。この中で両教授は、現在の触媒研究が均一系触媒と不均一系触媒、さらにはバイオ触媒、有機触媒、金属触媒、光触媒…などの下位領域に細分化され、それぞれの間で相互の協力やコミュニケーションが不足していると指摘しています。その上で、触媒研究を一つの同質的な研究分野としてとらえ、内部での交流を進めるべきと訴えています。

このEditorialは無料公開され、どなたでもお読みいただけます。
 ⇒ Gates, B. C. and Marks, T. J. (2012), Defragmenting Catalysis. Angew. Chem. Int. Ed., 51: 11644–11645. doi: 10.1002/anie.201207037

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