日本発の論文がACIEとChemMedChemで2013年11月の最多アクセス論文となる(微生物化学研究所・柴崎研、東京医科歯科大・玉村研、ともに2ヶ月連続)

新年明けましておめでとうございます。本年も当ブログ「ワイリー・サイエンスカフェ」を通じて皆さまのお役に立つ情報を発信していきたいと思いますので、引き続きご愛読のほど宜しくお願いいたします。それでは2014年最初の記事をお届けします。

Wiley-VCHは、各国化学会と共同出版する各ジャーナルで2013年11月に最も多くのアクセスを集めた論文(Most Accessed Article)を発表、日本の研究室による論文2報がAngewandte Chemie International Edition (ACIE)・ChemMedChemの両誌で最多アクセス論文となりました。2報とも、アクセス最多となったのは前月(10月)に続き2か月連続のことです。

これらの論文は、他のジャーナルの最多アクセス論文とともに、化学ニュースサイトChemistry Viewsで紹介されています。
 ⇒ Most Accessed Articles: November 2013 (January 03, 2014, Chemistry Views)


Angewandte Chemie International EditionAngewandte Chemie International Edition
微生物化学研究所・柴崎 正勝所長、熊谷 直哉主席研究員の共著による、不斉触媒としての希土類-アミド錯体に関する総説
Kumagai, N. and Shibasaki, M. (2013), Asymmetric Catalysis with Bis(hydroxyphenyl)diamides/Rare-Earth Metal Complexes. Angew. Chem. Int. Ed., 52: 223–234. doi: 10.1002/anie.201206582

ChemMedChemChemMedChem
東京医科歯科大学生体材料工学研究所・玉村 啓和教授の研究室によるケモカイン受容体CXCR4の低分子リガンド合成に関する論文
Narumi, T., Aikawa, H., Tanaka, T., Hashimoto, C., Ohashi, N., Nomura, W., Kobayakawa, T., Takano, H., Hirota, Y., Murakami, T., Yamamoto, N. and Tamamura, H. (2013), Low-Molecular-Weight CXCR4 Ligands with Variable Spacers. ChemMedChem, 8: 118–124. doi: 10.1002/cmdc.201200390

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