Advanced Synthesis & Catalysis誌がスティーブ・バックワルド教授の生誕60年記念特集号を発行 / 各国の著名化学者が論文を献呈

Advanced Synthesis & CatalysisAdvanced Synthesis & Catalysis誌の2015年7月6日号 (Volume 357, Issue 10) は、今年60歳を迎える米MITの有機化学者スティーブ・バックワルド教授 (Stephen L. Buchwald, 1955-) の記念特集号として発行されました。

バックワルド教授はコロンビア大学のギルバート・ストーク教授、カリフォルニア工科大学のロバート・グラブス教授らの下で学んだ後、1984年にMITの准教授に就任し現在に至ります。クロスカップリング反応における業績で知られ、「バックワルド・ハートウィッグ反応」「バックワルド配位子」にも名前を冠しているきわめて影響力の高い有機化学者です。2013年にアメリカ化学会のアーサー・C・コープ賞、2014年にライナス・ポーリング・メダル賞を受賞するなど、化学者として最高ランクの栄誉にも輝いています。

今回の特集号は、バックワルド教授と特に親交の深い化学者たちから同教授に献呈された25報の論文を収載しています。東京大・中村栄一教授らの論文 (Very Important Paper)同・金井求教授らの論文をはじめ日本人化学者の論文も多く、またカリフォルニア工科大のブライアン・ストルツ教授ら海外の著名化学者の論文も収め、バックワルド教授の記念特集号にふさわしい充実した内容となっています。

 同号の収録内容を読む 

カテゴリー: ジャーナル, 論文 パーマリンク