好評連載! 化学誌Asian JOCのエディターが教える「ポスター発表・成功のコツ」 第2回「ポスターの構想を練る」

how_to_present_poster6月にスタートした、Asian Journal of Organic Chemistry (Asian JOC)のエディター Richard Threlfall氏(右下写真)によるウェブ連載記事 “Tips for Your Poster” (ポスター発表・成功のコツ)の第2回 “Planning Your Poster” (ポスターの構想を練る)が公開されました。化学ニュースサイトChemistry Viewsで読むことができます。

Richard Threlfall

ポスターは、いうまでもなく画像やグラフを活用して視覚に訴えることが重要です。ポスターの前で足を止めても、テキストを読み飛ばして図表だけに目を向ける人は少なくありません。反応スキーム、X線結晶構造、グラフ、ウェスタンブロットなど、発表内容の中で特にブレイクスルーにあたる部分を伝えるビジュアル要素は、ぜひともポスターに入れるべきです。

一方、説明のためのテキストは必要最小限に留め、なるべく箇条書きにまとめましょう。画像に文字で注釈を入れるのも有効で、例えば電気泳動画像に This band confirms the structure of the target! と入れることで、その重要性を強調できます。

すべてを完全に説明しようとせず、聴衆が質問しやすいようなきっかけ(leads)をわざと残しておくというテクニックも紹介されています。たとえば、反応スキームに * Best conditions identified after testing 25 solvents and 12 catalysts と注釈を付けておくと、溶媒や触媒のリストを省略できる一方、興味のある聴衆からは質問を引き出すことができます。そのように聴衆から受けそうな質問を予想して、スラスラ答えられるよう「想定問答」を予め準備しておくと、自信を持って発表に臨めるだけでなく、ポスター賞の審査員に好印象を残せるかもしれません。

その他、詳しくは上のリンク先の原記事をお読み下さい。

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