<新刊紹介> Drug Discovery|E. J. コーリー教授が編者を務める「創薬化学入門」、製薬メーカーの現場を知る専門家が各章を執筆

Drug DiscoveryDrug Discovery: Practices, Processes, and Perspectives
Jie Jack Li (Editor), E. J. Corey (Editor)
 ISBN: 978-0-470-94235-2
 Hardcover / 570 pages / April 2013
 US $125.00
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1990年にノーベル化学賞を受賞したE. J. Corey教授を編者とする本書は、有機合成化学を学んだのち創薬の道に進もうと考える若手化学者を想定して書かれた、創薬の世界への入門書です。Corey教授とともに共編者を務めるJie Jack Li氏はブリストル・マイヤーズ スクイブ社の化学者で、WileyのModern Drug Synthesis, Name Reactions in Heterocyclic Chemistry IIをはじめ多数の書籍の著者・編者として豊富な経験を持つ人物です。

本書の最初の4章は創薬の歴史や標的分子の探索といった概論を論じる一方、残りの7章はそれぞれ「各論」として、糖尿病治療薬・抗がん剤・抗菌薬といった個別の分野での創薬の成果と現状・課題を分かりやすく示しています。両編者によって集められた各章の著者は各国の製薬メーカーに籍を置き、それぞれの分野を専門とするいずれも著名な創薬化学者です。各主題に関する体系的な知識と創薬の現場で得られた経験をバランスよく統合した記述となっています。 ⇒ 無料公開中の第1章 “History of Drug Discovery” を試読できます(PDF)

■ ChemMedChem誌の書評でも、本書の内容が詳しく紹介されています。(書評の本文を読むにはアクセス権が必要です)

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