8月、世界的化学者たちがシンガポールに集結! アジア化学会議(15 ACC)は注目の講演・イベントが目白押し

The Asian Chemical Congress (ACC, アジア化学会議)は、日本化学会などアジア各国の化学会が参加する連合体the Federation of Asian Chemical Societies (FACS, アジア化学会連合)の大会として、各国の持ち回りで隔年開催されています。第15回目となる今年の大会 15 ACC は、第1回大会の開催地シンガポールに28年ぶりに戻って、8月19~23日に行われます。

アジア地域の化学者の交流や若手研究者の育成をめざすこの会議では、多数の講演やワークショップ、口頭発表が予定されていますが、招待講演者の顔ぶれの豪華さは圧巻と言っていいでしょう。Plenary Lecture(全体講演)の講演者は鈴木章・根岸英一両先生に加えてイスラエルのアーロン・チカノーバー教授(2004年ノーベル化学賞受賞)、スタンフォード大のバリー・トロスト教授の4人! さらにKeynote SpeakersInvited Speakers, Asian Rising Starsのリストにも、アジア地域を代表する著名化学者・気鋭の若手研究者の名前が並び、その中には皆さんが「おお、あの人も!」と思うような日本人化学者が多数含まれています。

singapore_viewこういった科学講演と並んで、出版社として特におすすめしたいのが、トップ化学誌の編集長らを迎えて行われるシンポジウムEditors’ Forumです。Angewandte ChemieのPeter Goelitzをはじめ、Nature Chemistry, JACS, Green Chemistry (RSC)という4誌の編集長による講演を一度に聴ける機会というのは、滅多にない貴重なものだと思います。

また併催される企業展示会では、主要な化学出版社などの展示ブースが並びます。もちろんWileyも出展しますので、ご参加予定の方はぜひお立ち寄り下さい。

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