一見正しい英語論文の一節、どう直したらもっと良くなる?|Asian JOC編集者がFacebookで教える「うまい英語で論文を書くコツ」

アジア発の新しい有機化学ジャーナルAsian Journal of Organic Chemistry (Asian JOC)は、編集者がFacebookページで「良い論文を書くコツ」についての記事「Tips for Writing Better Science Papers 」を連載してきました。この連載のご好評にお応えして、続編「うまい英語で論文を書くコツ」の短期連載が始まりました。
 ⇒ Mind your Language! A (Very) Brief Guide to Language Usage in Scientific Writing Part 1

英文を書くときに、たまたま難しい単語を知っていると、カッコよく思えてつい使ってしまいがちですが、上の記事の引用によると「書き手が知的に見られる度合いは、その人が文章で使う言葉の難しさに反比例する」そうです(耳が痛い…)。 筆者は、同じ内容を伝えることができるのであれば、難しい単語や複雑なセンテンスを避け、できるだけ平易な表現を選ぶことを勧めています。

その「練習問題」として挙げられているのが、下の架空の”Conclusion”です。

“Functionalized polythiophene compound 1 exhibits attractive electronic properties and shows fluorescence due to functionalized polythiophene 1 possessing a benzyl group at the C5 position. This synthetic methodology represents both a significant advance over previous reports of functionalized polythiophene compounds and opens new avenues towards developing novel photoexcitable oligomers”.

一見、何の問題もない英文に思えますが、筆者によると、この文中に少なくとも12か所、平易な表現に書き直せるところがあるのだそうです。正解は水曜日に同じFacebookページで発表されますので、それまでに論文執筆のトレーニングのつもりで考えてみて下さい!

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