ドイツの研究グループが「世界一軽い材料」の記録を更新 - 200マイクログラム/cm3以下の新材料

Materials Views提供

ドイツのキール大学を中心とする研究グループは、1立方センチメートルあたり200マイクログラム(0.2mg)を下回る、世界一軽量の材料を開発することに成功しました。それまでの軽量材料の記録は、米カリフォルニアの研究グループが昨年ニッケルマイクロ格子で達成した0.9mg/cm3でしたが、ドイツのグループはその1/4以下にまで記録を更新したことになります。材料科学ニュースサイトMaterials Viewsが伝えています。
 ⇒ Matreials Views – Aerographite takes the lightest material crown, for now: density of a few hundred micrograms per cubic centimeter

今回ドイツのグループが開発したエアログラファイト(Aerographite)は、カーボンナノチューブを格子状に組み合わせたもので、超軽量にもかかわらず電気伝導性と十分な強度を持つそうです。今後は電池の電極など、軽量化が求められる電子製品への応用が期待されます。

Advanced Materials誌に掲載された元の論文はこちらです。現在無料公開され、どなたでもお読みいただけます。
 ⇒ Mecklenburg, M., Schuchardt, A., Mishra, Y. K., Kaps, S., Adelung, R., Lotnyk, A., Kienle, L. and Schulte, K. (2012), Aerographite: Ultra Lightweight, Flexible Nanowall, Carbon Microtube Material with Outstanding Mechanical Performance. Adv. Mater., 24: 3486–3490. doi: 10.1002/adma.201200491

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