<論文紹介> クロロスルホ脂質類の全合成における最近の進歩(Eur. J. Org. Chem.から)

1969年に微小藻類から初めて単離されたクロロスルホ脂質(chlorosulfolipids)は、多くの化学者が興味深い合成ターゲットとして取り組んできましたが、全合成の成功例が報告されるようになったのは、ここ数年になってのことです。さまざまなクロロスルホ脂質類の全合成が成功するにつれて、その化学的性質についての謎も少しずつ解明されてきています。

このほどEuropean Journal of Organic Chemistryに掲載されたレビュー論文で、チューリッヒ工科大学(ETH Zürich)のChristian NilewskiとErick M. Carreiraは、クロロスルホ脂質類の全合成における近年の展開を総括しています。この論文は、Wiley Online Libraryで現在無料公開されており、どなたでもお読みいただけます。
 ⇒ Nilewski, C. and Carreira, E. M. (2012), Recent Advances in the Total Synthesis of Chlorosulfolipids. Eur. J. Org. Chem., 2012: 1685–1698. doi: 10.1002/ejoc.201101525

またこの論文の内容は、化学ニュースサイトChemistry Viewsで紹介されています。
 ⇒ Chemistry Views – Chlorosulfolipids

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