Chemistry - An Asian Journalが創刊十周年記念特集号 / 同誌の編集委員・編集顧問を務めた世界的化学者の論文を集中的に掲載

Chemistry – An Asian JournalChemistry – An Asian Journal は2006年に創刊され、今年2015年に十年目を迎えました。同誌は日本化学会を含むアジア太平洋地域の13化学会の連合体 The Asian Chemical Editorial Society (ACES)とWiley-VCHとの共同出版によって発行される、アジアを代表する化学誌です。

“Volume 10, Issue 10″ にあたる最新の2015年10月号は、同誌の編集委員または国際編集顧問としての経験のある(現職を含む)化学者による論文を集中的に掲載する記念特集号として発行されました。世界レベルの化学者が著者にずらりと並ぶ充実した内容の特集号となっており、日本人著者も京都大学・浜地 格教授、中部大学・山本 尚教授、京都大学・丸岡 啓二教授、東京大学・小林 修教授、理研・袖岡 幹子主任研究員、京都大学・大須賀 篤弘教授、電気通信大学・岩澤 康裕特任教授、東京大学・藤田 誠教授(掲載順)と多数含まれます。

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巻頭を飾るのは、同誌の編集委員会議長を務める名古屋大学・野依 良治特別教授によるEditorial Vibrant Science Needed for Future Society で、現在および将来の世代の平和と繁栄のために化学者が担う社会的責任を論じています。それに続いて、総説 (Focus Review) 6報と、重要論文 Very Important Paper (VIP) 4報を含む原著論文が掲載されています。

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