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大村 智特別栄誉教授の2015年ノーベル賞受賞記念講演「地球からのすばらしい贈り物」がACIEに掲載される

2015年ノーベル生理学・医学賞を受賞した大村 智 北里大学特別栄誉教授が受賞に際して行った記念講演(Nobel Lecture)が、Angewandte Chemie International Edition (ACIE)に掲載されました。既に動画でご覧になった方も、この機会に改めて文章の形で読み直してみてはいかがでしょうか。

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2016年6月のワイリー理工書ベストセラーはこちら!

日本で6月に最もよく売れたWiley(Wiley-Blackwell, Wiley-VCHを含む)の理工書トップ5をご紹介します。タイトルまたは表紙画像をクリックすると、目次やサンプル章(Read an Excerpt)など、詳しい内容をご覧いただけます。

INCOSE Systems Engineering Handbook1位 INCOSE Systems Engineering Handbook: A Guide for System Life Cycle Processes and Activities, 4th Edition
 INCOSE
 ISBN: 978-1-118-99940-0
 Paperback / 304 pages / June 2015

システムエンジニアのための国際的組織INCOSEが編纂するこのハンドブックは、システムエンジニアがSEプロセスを実践する上で押さえておくべき知識をまとめた必須の教科書・参考書です。

Causal Inference in Statistics: A Primer2位 Causal Inference in Statistics: A Primer
 Judea Pearl, Madelyn Glymour, Nicholas P. Jewell
 ISBN: 978-1-119-18684-7
 Paperback / 160 pages / March 2016

データ解釈において重要な「因果推論」の概念を平易な表現と事例によって解説し、政策・医療・教育などの領域への応用法を教える新しい入門書。著者ジューディア・パールは、構造モデルに基づく因果的・反事実的推論の理論を発展させるなどの業績で知られ、2011年のACMチューリング賞を受賞したる当分野の世界的権威です。

Automotive Handbook, 9th Edition3位 Automotive Handbook, 9th Edition
 Robert Bosch GmbH
 ISBN: 978-1-119-03294-6
 Hardcover / 1544 pages / January 2015

多くの国で翻訳出版され広く利用されている、自動車工学の定番参考書。「ボッシュ自動車ハンドブック」として刊行されている日本語版の最新第3版は、本書の1つ前の版にあたる第8版(2011年)を邦訳したものです。この第9版は旧版を4年ぶりに改訂したもので、技術の新展開を踏まえた最新情報を収録しています。

Atmospheric Chemistry and Physics: From Air Pollution to Climate Change, 3rd Edition4位 Atmospheric Chemistry and Physics: From Air Pollution to Climate Change, 3rd Edition
 John H. Seinfeld, Spyros N. Pandis
 ISBN: 978-1-118-94740-1
 Hardcover / 1152 pages / March 2016

大気化学・物理学における主要な主題をもれなく、またバランスよく網羅する定評ある教科書の最新版。今回の改訂ではGlobal Climate(全球気候)、Atmospheric Organic Aerosols(大気中の有機エアロゾル)に関する章を新たに追加。その他の各章も、研究の新展開に合わせて記述を大幅に改訂・増補しています。

Greene's Protective Groups in Organic Synthesis5位 Greene’s Protective Groups in Organic Synthesis, 5th Edition
 Peter G. M. Wuts
 ISBN: 978-1-118-05748-3
 Hardcover / 1448 pages / October 2014

有機合成における保護基の導入と脱保護に関するテクニックを網羅し、世界中の化学研究室で愛用される参考書「グリーンの保護基」の待望の改訂版。実行したい合成反応に必要な保護・脱保護を行うための反応条件を、データベース検索よりもはるかに素早く見つけ出せるのに加え、豊富なレファレンスを収録し、必要に応じて原論文を参照できます。最近の研究の展開を反映して各章の記述をアップデートしたほか、2800件以上の新しいレファレンスを追加しています。


ご注文は最寄りの書店・ネット書店で承ります。

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大阪工業大・小林正治准教授らの「CPME溶媒によるGrignard反応」に関する論文がAsian Journal of Organic Chemistryで月間最多アクセス論文に(2016年6月)

Wiley-VCHは、各国化学会と共同出版する各ジャーナルで2016年6月に最も多くのアクセスを集めた論文(Most Accessed Article)を発表しました。そのうちAsian Journal of Organic Chemistry誌では、大阪工業大学工学部応用化学科の小林 正治准教授、益山 新樹教授らによるシクロペンチルメチルエーテル(CPME)を溶媒とするGrignard反応に関する論文が、同月の最多アクセス論文となりました。この論文で小林准教授らは、約10年前に開発された新規エーテル系溶媒CPMEを用いたGrignard反応について体系的に実験を行い、反応後のCPMEが高効率で回収・リサイクル可能で、またタモキシフェンやトラマドールなどの医薬品の合成に応用できることを明らかにしました。

Asian Journal of Organic Chemistry

この論文をはじめとする各ジャーナルの最多アクセス論文は、化学ニュースサイトChemistry Viewsで紹介されています。

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AGUのオープンアクセス誌Earth’s Futureが初のインパクトファクター5.620を獲得

Earth's FutureAmerican Geophysical Union (AGU, アメリカ地球物理学連合)が2013年に創刊した完全オープンアクセスのジャーナル Earth’s Future は、先月発表された2015年インパクトファクター(IF)で、5.620という高い値を獲得しました。同誌にとっては今回が初めてのIFでしたが、Meteorology & Atmospheric Sciencesカテゴリーで第5位、またMultidisciplinary Geosciencesカテゴリーで第6位と、早くも上位にランクインしています。

Earth’s Futureは、地球環境とその将来に関わる課題と機会を論じる学際誌です。取り上げる主題は、水・大気・食料・エネルギー・気候・エコシステム・健康・人口など多岐にわたります。また投稿の受理から最初の採否判定まで8週間以内と、迅速な出版を達成しています。上のリンク先から掲載論文をご覧いただくとともに、次回の論文投稿先としてご検討下さい。

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あなたは何曲知っていますか? 科学にまつわるポップソング”Songs of Science”

Science Songs「何らかの形で科学をテーマにした歌」と言われて、皆さんが真っ先に思いつく曲は何ですか? 化学ニュースサイトChemistry Viewsの記事によると、米テネシー大学に勤めるKirk Englehardt氏は、自身の音楽ライブラリーの検索や、友人やSNSのフォロワーを通じて科学にまつわるポップソング”Songs of Science”の収集を開始、本日7月12日現在で147曲* を自身のブログで紹介しています。 * 同じ曲のバージョン違いを含む

リストの最初に挙がっているThomas DolbyのShe Blinded Me With Scienceは1982年の曲で、『彼女はサイエンス』という邦題で日本でもヒットしました。そのほか、Love is Like Oxygen (Sweet), Manhattan Project (Rush), Sounds of Science (The Beastie Boys), River Runs Red (Midnight Oil)といった曲が挙げられています。取り上げられている曲は、YouTube動画ですぐに視聴できます。

Englehardt氏は引き続きSongs of Scienceを収集していますので、まだ載っていない曲をご存知の方は、ぜひ教えてあげて下さい。そういえば、日本の曲ならどういうのがあるんでしょうね?

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Drug Testing and Analysis誌から「サプリメント研究」特集号(無料公開) / サプリ規制の歴史から副作用研究・政策提言まで

Credit - Milos Luzanin/iStockphoto

Credit – Milos Luzanin/iStockphoto

Drug Testing and Analysis誌のMarch-April 2016 issueは、サプリメント研究におけるさまざまな課題を取り上げる論文を集めた特集号Advancing supplement science: challenges and solutionsとして発行され、オンラインで無料公開されています。

世界各国で人気のサプリメントですが、運動能力増進や減量、性的機能向上といった効果を謳う一方で、医薬品と違って規制当局による厳格な安全性評価を受けないことから、副作用による健康リスクへの懸念が関係者の間で高まりつつあります。今回の特集号は、米国食品医薬品局(FDA)のJohn P. Swann氏によるThe history of efforts to regulate dietary supplements in the USAをはじめ、当分野の専門家がサプリ規制の歴史や成分分析・症例報告による副作用研究、政策上の提言など多彩な論考を集めたものです。

例えばSwann氏の論文は、20世紀初頭に始まったビタミンサプリの普及に端を発するFDAによるサプリ規制の試みを詳細に描き、1970年代にビタミン・ミネラルの過剰摂取を防ぐためにFDAが導入した規制がサプリ業界や一般国民、さらには議員による政治的圧力によって阻まれた経緯などを示す興味深い内容となっています。

Drug Testing and Analysis 同号の収録内容を読む 

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Wiley・Wiley-VCHの材料科学・高分子ジャーナルの2015年インパクトファクター (IF) / Advanced Materialsは18.96

今週初めにトムソン・ロイターが発表した2015年ジャーナル・インパクトファクター (IF) を基に、Wileyの材料科学ニュースサイトMaterials Viewsが、材料科学・高分子などの分野でWileyおよびWiley-VCHが発行するジャーナルのIFをまとめています。

  • 材料科学
    Advanced Materials 18.96(前年より8% up・7年連続上昇)、Particle & Particle Systems Characterization 4.37 (42% up), Advanced Functional Materials 11.32など
  • 高分子
    Macromolecular Rapid Communications 4.64, Macromolecular Bioscience 3.68, Macromolecular Materials and Engineering 2.83など
  • 物理学
    Physica status solidi RRL: rapid research letters 2.58 (20% up), Annalen der Physik 3.44 (13% up), Laser & Photonics Reviews 7.49, WIREs Computational Molecular Science 10.23など
  • ライフサイエンス
    Molecular Nutrition & Food Research (MNF) 4.55, PROTEOMICS 4.08, Biotechnology Journal 3.78, Advanced Healthcare Materials 5.76など

各誌のIFを高めるのに貢献した高引用論文も併せて紹介されていますので、ぜひご覧下さい。

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2015年ジャーナル・インパクトファクター (IF) 発表 / ACIEは11.709、また掲載論文数が初めてJACSを上回る

2015 Impact Factors of ChemPubSoc Europe Journals今週初め、トムソン・ロイターから2015年ジャーナル・インパクトファクター (IF) が発表されました。それに基づきWileyは、ChemPubSoc Europe (欧州各国化学会の連合体)およびドイツ化学会とWiley-VCHが共同出版する各誌の最新IFをまとめ、化学ニュースサイト Chemistry Viewsで公開しました。Wiley-VCH は ChemPubSoc Europe と Chemistry – A European Journal をはじめとする多くの化学ジャーナルを、またドイツ化学会と Angewandte Chemie International Edition (ACIE) を共同で発行しています。

ACIEの2015年IFは11.709で、前年の11.261を上回りました。また上の記事によると、ACIEが2015年に掲載した論文数(Citable Items = インパクトファクターの計算に用いられる論文数)は2,600報を超え(2,629)、ライバル誌であるJournal of the American Chemical Society (JACS) の論文数2,379を初めて上回ったとのことです。JACSの掲載論文数は、2009年の3,332報から6年間で29%減少したのに対し、ACIEは同じ期間で60%以上論文数を増やしており、対照的なトレンドとなっています。

Chemistry – A European JournalなどACIE以外のジャーナルのIFについては上のリンク先記事を、またChemistry – An Asian Journalをはじめとする The Asian Chemical Editorial Society (ACES、日本化学会を含むアジア太平洋地域の13化学会の連合体)のジャーナルのIFについてはこちらの記事をご参照下さい。

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<論文紹介> 身に着けられる「パーソナル冷房」の実現につながるか / 米ペンシルバニア州立大学のグループが開発した新材料が有望に (Advanced Materials)

Credit - kazoka/Shutterstock

Credit – kazoka/Shutterstock

今日は東京の最高気温が30℃に迫るなど、全国的に暑い一日となっています。こんな日には、少しでも涼しさをもたらしてくれるような論文を読んでみてはいかがでしょうか。

米ペンシルバニア州立大学のQing Wang教授らのグループは、独自に作製した材料「BSTナノワイヤアレイ」が、強誘電体に電場をかけることによって温度変化を生み出す電気熱量効果 (electrocaloric effect = ECE) においてすぐれた性能を発揮することを明らかにしました。この材料は、軽さ・柔軟さ・安全性などウェアラブルな(身に着けられる)デバイスに適した性質を備えていることから、人が身に着けて自分だけを冷やす「パーソナル冷房」の実現に有望とみられます。この成果を報告した論文は、Advanced Materials誌に掲載されました。

Advanced Materials

人体のごく周辺だけを局所的に冷やすパーソナル冷却技術の研究は以前から行われ、さまざまな手法が試されてきました。氷や保冷剤を使うのは技術的に簡単ですが、絶えず交換・補充が必要になります。エアコンのように気体や液体を循環させて熱交換する方法には、装置が重く身に着けるには適さないなどの難点があります。それらと比べて、電気だけで冷却が可能となる電気熱量効果の利用が有望視されてきましたが、それに用いる強誘電体が重い・固いなど身に着けるのに適していなかったり、また高性能な一部の材料は有害な鉛を含むなどの問題がありました。軽く柔軟で、また人体に危険がないよう低い電圧で作動するといったいくつもの条件を満たす材料の探索は容易ではありませんでした。

Wang教授らのグループが開発したBSTナノワイヤアレイは、強誘電体であるチタン酸バリウムストロンチウム(BST)のナノワイヤが銀のナノシート上にブラシ状に垂直に並んで生えた構造となっています。この材料は高い電気熱量効果を発揮し、試算では材料200gと36Vという低電圧で、適度な運動中の人が快適さを保てる300Wの冷却力を生み出します。この冷却力は、重量500gのリチウムイオン電池が1個あれば2時間維持できる計算になります。しかもこの材料は、布地に容易に接着でき、軽量で曲げ伸ばしに強い、また有害な鉛を含まないなど、ウェアラブルな冷却デバイスの実現に適した性質を備えています。実用化に向けては、冷却によって発生した熱を効率よく外部に排出する仕組みの開発が課題です。

近年、新興国での冷房の普及は、世界的なエネルギー消費の増加をもたらしています。実際のところ、部屋全体の空気を冷やすエアコンは、人体の周辺だけを冷やすパーソナル冷却に比べるとエネルギー効率の面で得策ではありません。ウェアラブルなパーソナル冷房の実現は、エネルギー消費の節減に加えて、消防士や高温の工場で働く従業員の安全・健康を守ることにも貢献することが期待されます。

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