有機合成化学者の必携書「ラロック有機変換ガイド」約20年ぶりの改訂第3版

Comprehensive Organic Transformationsラロック有機変換ガイド
Comprehensive Organic Transformations
A Guide to Functional Group Preparations, 3rd Edition

Edited by Richard C. Larock, Iowa State University
2018年1月出版
Hardcover / 全4巻・約3,000ページ
Print ISBN: 978-0-470-92795-3
冊子体価格: US$1,000.00

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知りたい有機変換反応を素早く見つけ、原論文を参照するのに役立つ書籍 Comprehensive Organic Transformations(ラロック有機変換ガイド)が、約20年ぶりに改訂され、第3版として間もなく出版されます。

本書は、Richard C. Larock(アイオワ州立大名誉教授)が、主要な化学誌で報告された膨大な数の官能基変換反応を丹念に抽出し、体系的に整理したものです。高度な検索が可能な化学データベースが普及した現在でもなお、必要な反応を手軽に、迅速に発見できる本書の価値はいささかも衰えることなく、世界中の有機合成化学者によって愛用されています。

今回の第3版は、1999年に出版されてベストセラーとなった第2版を、2011年までに出版された文献に基づいて増補したものです。研究室にぜひお備え下さい。

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東北大・徳山 英利教授のAngewandte Author Profileを公開(10報目)

Angewandte Chemie International EditionAngewandte Chemie International Edition (ACIE)では、“Angewandte Author Profiles”と題して、同誌で過去10年間に発表した論文が累計で10報・25報・50報・100報に達した著者のプロフィールとQ&A, “My 5 top papers”を紹介しています。

この度、同誌で10年間で10報目となる論文を発表した東北大学大学院薬学研究科・徳山 英利教授のAuthor Profileが公開されました。ぜひご覧下さい。

  •  Author Profile (2018), Hidetoshi Tokuyama. Angew. Chem. Int. Ed.. doi:10.1002/anie.201712928 (本文を読むにはアクセス権が必要です。以下同じ)
  • 徳山教授のACIEでの最新論文はこちら(2017年8月24日公開) ⇒ Y. Yoshii, H. Tokuyama, D. Y.-K. Chen, Total Synthesis of Actinophyllic Acid. Angew. Chem. Int. Ed. 2017, 56, 12277.
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北海道大・伊藤 肇教授のAngewandte Author Profileを公開(10報目)

Angewandte Chemie International EditionAngewandte Chemie International Edition (ACIE)では、“Angewandte Author Profiles”と題して、同誌で過去10年間に発表した論文が累計で10報・25報・50報・100報に達した著者のプロフィールとQ&A, “My 5 top papers”を紹介しています。

この度、同誌で10年間で10報目となる論文を発表した北海道大学大学院工学研究院・伊藤 肇教授のAuthor Profileが公開されました。ぜひご覧下さい。

  •  Author Profile (2018), Hajime Ito. Angew. Chem. Int. Ed.. doi:10.1002/anie.201712526 (本文を読むにはアクセス権が必要です。以下同じ)
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日本化学会春季年会の講演会TCR Lecture、今回の講師はM. グレッツェル教授に決定!

tcr_cover2018年3月に開かれる日本化学会第98春季年会の会期中に、毎年恒例の学術講演会 The Chemical Record Lecture (TCR Lecture) が開催されます。今回講師に迎えるのは、スイス連邦工科大学ローザンヌ校のミハエル・グレッツェル (Michael Graetzel)教授です。グレッツェル教授は色素増感型太陽電池(グレッツェル・セル)の開発者として知られ、太陽電池研究を長年にわたってリードしてきました。またグレッツェル教授は、世界で最も多く引用される化学者のひとりでもあります。同教授の講演を生で聞けるこの貴重な機会に、ぜひご期待下さい!

日時 2018年3月22日(木)10:30 – 11:30
講師 Prof. Michael Graetzel (Ecole polytechnique fédérale de Lausanne)
参加方法 当日、会場にて受付/入場無料(年会登録者に限る)

※ 演題および会場は後日お知らせします

tcr_coverTCR Lectureは、2002年から続く伝統ある学術講演会です。日本化学会がWiley-VCHと提携して発行する英文誌The Chemical Recordの提供により、毎年の春季年会に合わせて世界的に高名な化学者を講師に迎えて開催されています。最近のTCR Lectureで講師を務めたのは、Helma Wennemers, David W. C. MacMillan, Scott J. Miller, Scott A. Snyder各教授らです。

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3Dエネルギー分散型自動X線分光計 (Thermo Fisher Scientific)

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この画像は、Ag-Ptコアシェルナノ粒子のEDS (エネルギー分散型X線分光計)トモグラムを示しています。Agコアが赤い疑似カラーで示され、緑色のPtシェルで覆われています。この厚さはわずか数ナノメートルです。EDSトモグラフィー技術を利用すれば、細孔が表示され、部分的にコアも確認できます。この再構成は、個々の高品質EDSマップを使用して作成されています。可視化にはThermo ScientificTM Avizo®ソフトウェアを使用しています。

中国にある天津理工大学材料工科学部の新エネルギー材料/低炭素技術研究所電子顕微鏡センターに所属するYi DingとJun Luoの両教授は、このPt層が連続的なものか、細孔を有するのかを調べたいと考えていました。単一のEDSマップからはこの点を判断できなかったため、EDSトモグラフィーが採用されました。両教授は、画像を高速自動取得することのほか、探究していたナノスケールの具体的な詳細を確認するために極めて鮮明で最高画質のEDS結果を生成することにも着目していました。

一連の画像は、Thermo Scientific TalosTM F200X解析FEG S/TEM (走査透過型電子顕微鏡)を使用した完全遠隔制御操作(通常は夜間に無人で実施)で取得されています。

Thermo Scientific Talos F200Xは、ナノ材料に対する極めて高速かつ精密な定量的特性評価を2Dまたは3Dで実施します。この装置は、マルチチャネルのEDSで正確な画像を自動的に取得し、精密な特性評価を行って、2Dの組成データを取得します。TalosをEDSトモグラフィーと併用すると、3Dボリュームに対する解析機能が拡張されます。

Thermo Fisher Scientificが特許取得済みのSuper-X統合型EDSシステムは、4台のシリコンドリフト検出器(SDD)が対称的に配置され、毎秒最大105スペクトルを実現可能な高感度機能とマッピング機能を備えています。X-TWIN対物レンズと統合すれば、収集効率が最大になる一方で、所定のビーム電流に対して、さらには強度の低いEDS信号に対しても、比類のない計数率を達成します。

X-FEGの高輝度電子源の搭載により総電流が上昇し、標準的なショットキーFEGのビーム電流の最大5倍に達しますが、収束角が広がることはありません。EDSデータの鮮明度が上昇するため、STEM、EDS、高分解能TEMなどのアプリケーションの信号対ノイズ比が向上し、画像解像度も極めて高くなり、最高画質の結果が得られます。

Talos F200X S/TEMの特長:

  • 高スループット、同時のマルチシグナル検出による高画質のS/TEMイメージングで、コントラストが強まり、情報の有用性も向上
  • ユーザーフレンドリーなデジタルインタフェースと完全遠隔制御操作で使いやすさも向上
  • 機器エンクロージャと遠隔操作により環境保護を強化

(情報提供: Thermo Fisher Scientific

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大規模な3D材料特性評価 (Thermo Fisher Scientific)

試料提供: テネシー大学(米国)。テネシー大学との共同研究

試料提供: テネシー大学(米国)。テネシー大学との共同研究


この画像は、バルク金属ガラス基質複合材料の2つの隣接する大きな結晶性デンドライトを3Dで可視化したものです。この再構成データは、Thermo Fisher Scientific初のプラズマベースのDualBeamであるHeliosTM PFIB DualBeam (FIB/SEM)を使用した大容量連続切片トモグラフィーという手法で取得しています。切片ブロックは約90x80x70 um3です。可視化にはThermo ScientificTM Avizo®ソフトウェアを使用しています。

Zr58.5Ti14.3Nb5.2Cu6.1Ni4.9Be11.0 という組成のこの新材料はバルク金属ガラス基質で構成され、その内部で結晶性デンドライトが成長しています。現在、強度および延性の高い材料として研究対象になっています。判明しているミクロ組織は、中心の核形成点から成長するデンドライトの複雑な配列で、2Dの切片からはなかなか判断することができません。連続切片トモグラフィーを用いると、ガラス基質内のデンドライトの3D配置をすぐに把握することができ、この新材料のミクロ組織の理解に向けた基盤が築かれます。

集束イオンビームと走査型電子顕微鏡を組み合わせることで(FIB/SEM)、表面および表面下の微細構造情報を3Dで取得することができます。他方、粒子の大きい材料や金属を撮像して分析する必要性や、より多くのデータを処理して統計的精度を高める必要性も高まっています。ごく最近まで、利用可能な技術では高分解能で材料のボリュームや深度を分析する能力に限界があり、そのため構造特性、結晶学的特性、科学的特性に対する洞察が妨げられていました。今は違います。Xe Plasma FIB/SEM技術の登場により、連続切片トモグラフィーと統計的適切性の高いデータ分析が結合され、表面下深部の関心領域を調べることが可能になっています。

Helios PFIB DualBeamの特長は、プラズマ集束イオンビーム、電界放出SEM (FESEM)技術、そしてこの2つを併用するThermo Fisherの最先端技術です。Thermo Fisher初のプラズマベースのDualBeamでは、従来のGa FIBミリングと比較して材料除去速度が大幅に向上する一方で、優れた表面画質や高コントラストの超高分解能イメージング性能は維持されています。この装置は、高スループットの試料処理、大容量の3D材料特性評価、2Dと3Dの両方での超高分解能イメージングを目的に設計されています。大規模な断面撮像、大容量の3Dデータ収集、大規模なTEM試料作製、大規模なパターニングにおいて、Helios Plasma FIB DualBeamは最短時間で最高品質のデータを提示します。Helios PFIB DualBeamは、超高分解能イメージングや大規模なミリング機能のほか、3Dトモグラフィー、3D EBSD、3D EDX、さらに相関トモグラフィーの実施機能など、他にもさまざま特性評価技術を備えています。

(情報提供: Thermo Fisher Scientific

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2017年10月のワイリー理工書ベストセラーはこちら!

日本で10月に最もよく売れたWiley(Wiley-Blackwell, Wiley-VCHを含む)の理工書トップ5をご紹介します。タイトルまたは表紙画像をクリックすると、目次やサンプル章(Read an Excerpt)など、詳しい内容をご覧いただけます。

Introduction to AC Machine Design1位 Introduction to AC Machine Design
 Thomas A. Lipo
 ISBN: 978-0-470-74637-0
 Hardcover / 544 pages / October 2017

幅広い産業において用途をもつAC電気機械設計のさまざまな側面を、電磁気学的原理に始まり詳細まで論じます。

Chemically Reacting Flow2位 Chemically Reacting Flow: Theory, Modeling, and Simulation, 2nd Edition
 Robert J. Kee, Michael E. Coltrin, Peter Glarborg, Huayang Zhu
 ISBN: 978-1-119-18487-4
 Hardcover / 792 pages / September 2017

流体力学と物理化学の基礎概念を結びつけ、化学反応流に関する知見を多角的に提供する好評書を改訂したこの第2版では、多孔質媒体、電気化学、化学的熱力学といった主題についての記述が増補されています。

Applied Probabilistic Calculus3位 Applied Probabilistic Calculus for Financial Engineering: An Introduction Using R
 Bertram K. C. Chan
 ISBN: 978-1-119-38761-9
 Hardcove / 536 pages / October 201

資産配分やポートフォリオ最適化など、金融工学上の確率計算問題にR言語を応用する手法について、多数の実例とともに解説します。

INCOSE Systems Engineering Handbook4位 INCOSE Systems Engineering Handbook: A Guide for System Life Cycle Processes and Activities, 4th Edition
 INCOSE
 ISBN: 978-1-118-99940-0
 Paperback / 304 pages / June 2015

システムエンジニアのための国際的組織INCOSEが編纂するこのハンドブックは、システムエンジニアがSEプロセスを実践する上で押さえておくべき知識をまとめた必須の教科書・参考書です。

Theory and Applications of the Empirical Valence Bond Approach5位 Theory and Applications of the Empirical Valence Bond Approach: From Physical Chemistry to Chemical Biology
 Edited by Fernanda Duarte, Shina Caroline Lynn Kamerlin, Foreword by Arieh Warshel
 ISBN: 978-1-119-24539-1
 Hardcover / 264 pages / February 2017

凝縮相や酵素反応における化学過程の解明に有効な経験的原子価結合法(EVB法)の理論と応用を総合的に論じます。EVB法の先駆者で2013年にノーベル化学賞を受賞したアリー・ウォーシェル博士が序文を寄せています。


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Chemistry – A European Journalなど化学ジャーナル13誌で2017年に発表された総説論文を無料公開(2017年12月末まで)

Wiley-VCHは、Chemistry – A European Journalなどの化学ジャーナル13誌で2017年に発表された総説論文330報以上の無料公開を開始しました。(2017年12月31日まで) ご所属機関で購読していないジャーナルを含めて、最新の総説で見落としていたものがないかこの機会にチェックしてみて下さい。

☆ アクセスは下のバナー画像から
 ↓

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対象となるのはChemPubSoc Europe(欧州各国化学会の連合体)がWiley-VCHと共同で発行する以下の各誌です。

  • Chemistry – A European Journal
  • European Journal of Organic Chemistry
  • European Journal of Inorganic Chemistry
  • ChemistrySelect
  • ChemistryOpen
  • ChemPlusChem
  • ChemSusChem
  • ChemCatChem
  • ChemBioChem
  • ChemMedChem
  • ChemPhysChem
  • ChemElectroChem
  • ChemPhotoChem
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京都大・山子 茂教授らの論文がChemPlusChem誌の月間最多アクセス論文に(2017年9月)

Wiley-VCHは10月13日、各国化学会と共同出版する各ジャーナルで2017年9月に最も多くのアクセスを集めた論文(Most Accessed Article)を発表しました。そのうちChemPlusChemでは、京都大学化学研究所・山子 茂教授らによる、シクロパラフェニレン(CPP)の二層カーボンナノチューブ形成に関する論文が最多アクセス論文となりました。CPPはベンゼン環がつながった環状分子で、構成するベンゼン環の数によってサイズが異なります。山子教授らは今回の論文で、あるサイズのCPPが特定のサイズのCPPと選択的に二層カーボンナノチューブを形成する関係を明らかにしました。

ChemPlusChem

山子教授らの論文はChemPlusChem誌で注目論文 Very Important Paper (VIP) に選ばれるとともに、特集号 Novel Aromatics: From Synthesis to Applications に掲載され、同号の表紙(右上図)に採用されました。(Cover Profile) さらに、化学ニュースサイトChemistry Viewsでも内容が紹介されています。

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2017年9月のワイリー理工書ベストセラーはこちら!

日本で9月に最もよく売れたWiley(Wiley-Blackwell, Wiley-VCHを含む)の理工書トップ5をご紹介します。タイトルまたは表紙画像をクリックすると、目次やサンプル章(Read an Excerpt)など、詳しい内容をご覧いただけます。

Understanding Physics, 2nd Edition1位 Understanding Physics, 2nd Edition
 Michael Mansfield, Colm O’Sullivan
 ISBN: 978-0-470-74637-0
 Paperback / 694 pages / November 2010

学部生レベルの初学者を対象にした、物理学の総合的な教科書。物理現象を記述するために求められる数学的手法が、各章で扱う問題を解く中で自然に身に付くよう書かれています。相対論・量子論に関わる主題も早い段階から取り上げ、学生の直観を養います。

Handbook of Solid State Chemistry2位 Handbook of Solid State Chemistry, 6 Volume Set
 Edited by Richard Dronskowski, Shinichi Kikkawa, Andreas Stein
 ISBN: 978-3-527-32587-0
 Hardcover / 3756 pages / July 2017

固体・ナノ粒子・ハイブリッド材料の化学的側面について、当分野の世界的な専門家約150人が各章を執筆した全6巻の大著です。材料の構造・合成法・キャラクタリゼーションなど、基礎から応用までを広くカバーします。

Solid State Physics, 2nd Edition3位 Solid State Physics, 2nd Edition
 J. R. Hook, H. E. Hall
 ISBN: 978-0-471-92805-8
 Paperback / 496 pages / July 1991

固体物理学の入門書として定評のある古典的教科書。半導体・量子ホール効果・準結晶・高温超伝導・固体表面など幅広い主題を初学者にも分かりやすく解説しています。

From Prognostics and Health Systems Management to Predictive Maintenance 24位 From Prognostics and Health Systems Management to Predictive Maintenance 2: Knowledge, Reliability and Decision
 Brigitte Chebel-Morello, Jean-Marc Nicod, Christophe Varnier
 ISBN: 978-1-84821-938-0
 Hardcover / 170 pages / July 2017

工学分野で重要性を増す「故障予測・健全性管理 (PHM)」に関する諸問題を論じる2巻本の第2巻。この巻では、データのトレーサビリティ、情報と知識、適切な意思決定といった主題を取り上げます。

Advanced Analysis of Variance5位 Advanced Analysis of Variance
 Chihiro Hirotsu
 ISBN: 978-1-119-30333-6
 Hardcover / 416 pages / August 2017

世界的な統計学者として知られる広津 千尋教授(明星大学)が、実験データの解析に広く用いられる分散分析(ANOVA)を超える先進的な統計的手法としてadvanced analysis of variance (AANOVA) を提唱し、その手法を解説します。


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