根岸英一教授が80歳の誕生日を迎える(7月14日)

Photo: Mario Müller

Photo: Mario Müller

米パデュー大学の根岸英一特別教授が今日7月14日、80歳の誕生日を迎えました。化学ニュースサイトChemistry Viewsが記念記事を掲載し、同教授の略歴と最近の主な論文を紹介しています。

根岸教授は1935年、当時の満州国新京に生まれ、東京大学工学部を卒業後、帝人に入社しました。その後は米ペンシルバニア大学への留学を経てアカデミックの道に進み、パデュー大学を中心に米国の大学を拠点として活躍しています。パラジウム触媒を用いたクロスカップリング反応への貢献により2010年にノーベル化学賞を受賞(鈴木章教授、リチャード・ヘック教授との共同受賞)したほか、数々の受賞歴があります。

Handbook of Organopalladium Chemistry for Organic SynthesisWileyは、根岸教授に Asian Journal of Organic Chemistry の名誉編集理事を務めていただいているほか、2002年出版の Handbook of Organopalladium Chemistry for Organic Synthesis (右画像) の編集などを通じて長年お世話になっています。80歳を迎えた根岸先生の変わらぬご健康とご活躍を祈念いたします。

カテゴリー: 一般 タグ: , パーマリンク