<論文紹介> ホワイトサイズ研発・メタンガスの爆発力で垂直ジャンプするソフトロボット (ACIE)

先に当ブログでご紹介した「触手ロボット」をはじめ、ユニークな「ソフトロボット」を次々と発表しているハーバード大のホワイトサイズ研が、今度はメタンガスの爆発力を使って垂直にジャンプするソフトロボットの開発に成功しました。
 ⇒ Shepherd, R. F., Stokes, A. A., Freake, J., Barber, J., Snyder, P. W., Mazzeo, A. D., Cademartiri, L., Morin, S. A. and Whitesides, G. M. (2013), Using Explosions to Power a Soft Robot . Angew. Chem. Int. Ed.. doi: 10.1002/anie.201209540 (本文を読むにはアクセス権が必要です)

シリコーンゴム製の三本足を持つヒトデ型のこのソフトロボットは、一辺が13cmの正三角形に相当する大きさですから、手のひらに載せると少しはみ出すくらいでしょうか。この内部に、メタンと酸素の混合ガスをチューブで送り込み、コンピュータ制御による電気火花で爆発させて三本足を動かす仕組みになっています。実験では、ロボットは30cm以上の高さまで垂直にジャンプし、また30回以上繰り返しジャンプしても損傷しないことが確認されました。ジャンプするロボットのスロー映像は、Supporting Informationvideo3でご覧いただけます。

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