新しくなったコクラン・ライブラリー / デザイン・機能の改善ポイントを紹介

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コクラン共同計画が提供するEBM(エビデンスに基づく医療)に欠かせない情報源 The Cochrane Library が、外見・機能とも大きく変わりました。次の4項目に分けて変更点をご紹介します。

  1. ページデザイン変更により使いやすさが向上
  2. コクラン・レビュー抄録の日本語化が進行中、日本語検索も可能に
  3. レビューに対するソーシャルな反応が分かるAltmetricデータを導入
  4. 読みやすさとモバイル対応を改善したAnywhere Systematic Review

 1. ページデザイン変更により使いやすさが向上  

トップページ www.cochranelibrary.com の外観が大きく変わりました。

① 初期状態では、最近追加または更新された注目度の高いレビューが表示されます。タブメニューで切り替えると、Editorial(論説記事)やSpecial Collection(「世界エイズデー」など特定の主題に関連するレビューへのリンク集)を見ることができます。
② コクラン・レビューの主題別一覧を見て、そこから必要な文献を探せます。
TCL1
画面上部のパープルのプルダウンメニューからは、コクラン・レビューを主題別・レビューグループ別など角度を変えて一覧表示させることができます。その右に並ぶメニュー項目からは、Trials(臨床試験)やMethods Studies(方法の研究)など、コクラン・レビュー以外の文献データベースを参照できます。
TCL2

 2. コクラン・レビュー抄録の日本語訳が進行中、日本語検索も可能に 

公益財団法人日本医療機能評価機構による医療情報サービス Minds(マインズ)が、コクラン・レビューのアブストラクト(抄録)の日本語訳を進めています。翻訳が完了した抄録は、日本語キーワードでの検索も可能になっています。ここでは、画面右上の検索ウインドウに「糖尿病」と入れて検索を実行してみます。
TCL3
78報のレビューがヒットしました。先頭のレビューのタイトルをクリックして内容を見てみましょう。
TCL4
レビューのページが開いたら下方向にスクロールすると、英語の抄録に続いて日本語の抄録が現れます。
TCL5

 3. レビューに対するソーシャルな反応が分かるAltmetricデータを導入 

2014年7月、各論文がTwitterなどのソーシャルメディア上で示した影響度(インパクト)を数値化する指標「Altmetric(オルトメトリック)データ」が、Wiley Online Libraryの各ジャーナルに導入されました。このAltmetricデータが、コクラン・レビューでも利用できるようになりました。(Altmetricについての詳細はこちらの過去記事をご覧下さい)
上記 2.で見たレビューの画面を見ると、そのレビューのAltmetricスコアを示す「Altmetricバッジ」が下のように表示されます。
TCL6
Altmetricバッジにカーソルを当てると、そのレビューがネットニュースで取り上げられた回数、Twitterで言及された回数などを見ることができます。”Show more details”リンクをクリックすると、実際のニュース記事やツイートの詳細を見ることができます。ネットニュースによる解説記事を読んだり、他の読者の反応を知ることができレビューの理解を助けます。
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 4. 読みやすさとモバイル対応を改善したAnywhere Systematic Review 

Wiley Online Libraryは2014年2月に、論文の読みやすさと高機能を両立させるとともに、タブレット・スマートフォンといったモバイル端末での快適な利用を実現する新機能 “Anywhere Article” を導入しました。このAnywhere Articleがコクラン・レビューにも採用され、Anywhere Systematic Reviewとしてご利用いただけます。(詳しい使い方は、こちらの過去記事をご覧下さい)

上記3と同じレビューでAltmetricバッジの少し下を見ると、論文の本文をHTML, PDFなどの形式で表示させるためのリンクが並んでいます。
TCL8
それらのうち Enhanced Article (HTML) リンクをクリックすると、新しいAnywhere Systematic Reviewの形式で表示できます。抄録が日本語などに翻訳されている場合は、リンクをクリックすると他言語に切り替えられます。
TCL9
下が抄録を日本語表示した画面例です。
TCL10
Anywhere Systematic Reviewは、タブレットやスマートフォンといったモバイル端末の画面サイズに合わせて表示を自動的に最適化するため、小さな画面でも快適に読むことができます。

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