<論文紹介> 金のナノ粒子がDNAの二重らせんをほどく - 米国の研究グループが報告


米ノースカロライナ州立大学のAnatoli Melechko准教授らの研究グループは、リガンドでコーティングした金のナノ粒子を使ってDNAの二重らせんをほどく方法を開発し、Advanced Materials誌に発表しました。

Melechko准教授らのグループは、DNAを含む溶液にリガンドでコーティングされた金のナノ粒子を投入したところ、わずかな正電荷を帯びたリガンドと負電荷を持つDNAのらせんが引き合ったのち、リガンドどうしが絡み合って金のナノ粒子をクラスター化させ、その際にDNAの二重らせんを引き離すことを発見しました。
その過程を視覚化した動画がこちらです。(提供: ノースカロライナ州立大学)

この論文を紹介する材料科学のニュースサイトMaterials Viewsの記事では、今回の発見は、医学における遺伝子治療や、DNAを微小な電子回路設計に用いるナノ技術への応用が期待できるとしています。
 ⇒ Materials Views – Researchers Find Gold Nanoparticles Capable of ‘Unzipping’ DNA

この論文は現在、Early Viewとしてオンラインで先行公開されています。(本文を読むにはアクセス権が必要です)
 ⇒ Railsback, J. G., Singh, A., Pearce, R. C., McKnight, T. E., Collazo, R., Sitar, Z., Yingling, Y. G. and Melechko, A. V. (2012), Weakly Charged Cationic Nanoparticles Induce DNA Bending and Strand Separation. Adv. Mater.. doi: 10.1002/adma.201104891

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