化学ジャーナル編集者による「夏の読書におすすめの十冊」(洋書)

summer reading欧米では、夏になると休暇先で読書を楽しむ人が多く、それに合わせて書店がセールを行ったりします。研究や仕事に忙しい毎日を送る皆さんも、欧米のような長期休暇とは行かないまでも、夏休みに旅行中や帰省先、あるいは自宅でゆっくりと過ごすのを楽しみにしている方が多いことでしょう。普段なかなか読めない本を読むにはまたとない機会です。

化学ニュースサイトChemistry Viewsでは、Angewandte Chemie編集長Peter GölitzをはじめWiley-VCHの化学ジャーナル編集者が、夏の読書におすすめの本を計10冊紹介しています。小説やノンフィクション、気軽な読み物など幅広いジャンルから、化学・科学をテーマにした本が集められています。いずれも洋書ですが、科学好きとしての楽しみと英語の勉強を兼ねて、興味を引く本を一冊手に取ってみてはいかがでしょうか。(一部の本は邦訳も出版されています)

 ⇒ Chemistry Views – Summer Reading 2015 (コメント欄から、自分のおすすめの本も投稿できます)

What if?Bill BrysonのA Short History of Nearly Everythingのように一般向け科学書の定番となっている本から最近の新刊まで、面白そうな本がいくつも挙げられています。その中の一冊 What If?: Serious Scientific Answers to Absurd Hypothetical Questions は、例えば「相対論的ベースボール」と題して「光速の90%の速さで投げられたボールを打とうとすると何が起こるか」を考察するなど、気軽に読みながらためにもなる空想科学本になっています。

djerassiまた Cantor’s Dilemma は、今年1月に亡くなった化学者カール・ジェラッシ(経口避妊薬(ピル)の開発で知られる)が遺した小説のひとつで、がん研究者が大発見によりノーベル賞を受賞したのち、その基になった実験結果が他の研究室で再現されないことを知るという危機的状況を取り上げています。

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