パデュー大学・根岸英一特別教授インタビュー|研究・教育・政策提言での旺盛な活動を語る (Chemistry Views)

Wiley-VCHでの根岸教授(後列左からDr. Threlfall、Angewandte Chemie編集長Peter Gölitz)

Wiley-VCHでの根岸教授(後列左からDr. Threlfall、Angewandte Chemie編集長Peter Gölitz)

有機合成におけるパラジウム触媒クロスカップリングに関する業績で2010年ノーベル化学賞を受賞した米パデュー大学・根岸英一特別教授が、今年6月にドイツのWiley-VCHオフィスを訪問、その際に行われたインタビューが化学ニュースサイトChemistry Viewsに掲載されました。(聞き手はAsian Journal of Organic ChemistryのManaging Editorを務めるDr. Richard Threlfall)

 ⇒ Ei-ichi Negishi on his Research and Life (October 1, 2013, Chemistry Views)

根岸教授は、2011年に独立行政法人 科学技術振興機構(JST)の総括研究主監に就任し、JSTが進める研究課題に関する助言などを行っています。根岸教授は、興味深い研究課題として (1) CO2の触媒的還元 (2) ナノマテリアル (3) 不斉C-C結合形成反応 の3つを挙げたそうです。

3つ目の不斉C-C結合形成反応は、根岸教授自身の研究室が長年取り組んできた課題でもあります。教授は、最近Chemistry – An Asian Journalで報告したジルコニウム触媒による不斉カルボアルミ化反応 (ZACA 反応) におけるブレイクスルーについて語っています。

また根岸教授は、東京大学卒業後の最初の勤務先であった帝人に招かれて「帝人グループ名誉フェロー」に就任し、同社から教授の研究室に派遣された若手研究者の指導にも取り組んでいるそうです。今年78歳を迎えた根岸教授の、研究・教育・政策提言と多方面にわたる精力的な活動の様子が伺えます。

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