論文を書くとき毎回悩む人に朗報 - 最難関「Discussion」は、こう書けば大丈夫

論文を書き慣れていない人は、「Discussion(考察)」の部分を最も書きにくいと感じることが多いようです。日本語でも何を書いたらいいかよく分からないのに、英語で書くとなるとなおさらハードルが高く感じられる人は少なくないのではないでしょうか。Biotechnology Journalに毎月連載されるセクションBiotecVisionsでは、毎回「Getting Puiblished」と題して論文の書き方・投稿のコツを紹介していますが、このほど公開された2013年3月号では、この厄介なDiscussionをクリアする方法をアドバイスしています。
■ BiotecVisions: Getting published – Artful discussions (無料公開)

この記事によると、Discussionには次のような項目を盛り込むのが基本です。

 研究結果の要点 
「Results」を読み終えた読者に向けて、この研究で明らかになったことの主要なポイントをまとめます。

 Methodの評価 
今回自分が用いたMethodが100%完璧ということは、なかなかありません。その長所・短所を率直に書きます。

 先行研究との比較 
先行研究をすべて網羅する必要はなく、自分の研究に最も当てはまるものをいくつか選びます。この研究テーマを自分が熟知しているということを、査読者や読者にアピールするチャンスです。

 理論的・応用的含意 
この研究結果は、今後の理論的研究や応用にとってどのような意味があるでしょうか。私たちの周りの世界をより良く理解するのに、何かしら役立ちましたか?

 今後の発展 
今回の研究の含意が分かったら、今後この分野でどのような研究が求められるか自分の考えを書きましょう。ただし、アイディアを先走って書きすぎて、他の研究者に出し抜かれないように注意しましょう。


※ この記事は、医学論文の書き方についての定評あるハウツー本”How To Write a Paper”から抜粋されたものです。医学以外の分野にも通じる内容を多く含んでいますので、よろしければ参考にお役立て下さい。
How To Write a Paper, 5th Edition
George M. Hall (Editor)
ISBN: 978-0-470-67220-4
Paperback / 170 pages / November 2012
US $39.95

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