Wileyは、毎年開催し好評をいただいてきたWileyリサーチセミナーを、3年ぶりに対面方式で開催することにいたしました。
オープンアクセス/オープンリサーチの大きな潮流の中でも、ここ数年で特に注目される動きは、大学・研究機関からのオープンアクセス出版を飛躍的に増大させる出版講読モデル『転換契約』の世界的な普及です。欧州に端を発した転換契約は、最近になって米国やアジア太平洋地域にも急速に広がり、今年4月には日本の4大学とWileyによる転換契約が始まりました。今回のセミナーは「オープンリサーチの今とこれから」をテーマとし、独Projekt DEALのオープンアクセス契約を推進したマックス・プランク電子図書館(MPDL)のRalf Schimmer副館長をはじめ、内外を代表する専門家が最新の動向と今後の可能性についての知見を共有します。(英語でのセッションには、日本語への同時通訳がつきます)
参加のメリット国立大学法人東北大学、国立大学法人東京工業大学、国立大学法人総合研究大学院大学(総研大)、学校法人東京理科大学の4大学の図書館長と、研究・教育分野をリードするグローバル企業Wiley(日本法人:ワイリー・パブリッシング・ジャパン株式会社)は、 2022年1月31日付にて、論文のオープンアクセス出版に関する新たな覚書に署名しました。この覚書は、近年世界的に広まっている「転換契約」(transformational agreement)と呼ばれる、ジャーナル購読モデルからオープンアクセス(OA)出版モデルへの転換を目指す契約を見据えたものであり、日本発の研究成果の論文発表におけるオープンアクセス化を一層促進する取り組みとなります。
今回の覚書は、 4大学における2022年4月からの「転換契約」を見据えたもので、日本の複数の大学と世界的な大手出版社が参加した取り組みとしては初めてのものとなります。本覚書に参加した4大学は、国立大学、私立大学、国立研究機関(総研大を構成する大学共同利用機関)と多岐にわたります。この取り組みによる新たな契約方式には、 Wileyが出版する全ジャーナルの閲覧に加えて、 4大学に所属する研究者の論文をWileyのハイブリッド誌約1,400タイトルでOA出版するための権利も含まれます。
下記をはじめ多くのニュースサイトに掲載されました。
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
この度、弊社ワイリー・パブリッシング・ジャパン株式会社は、事務所を下記住所に移転いたしました。
今後とも一層のご支援ご指導を賜りますようお願い申し上げます。
現在ワイリー・パブリッシング・ジャパンでは、新型コロナウイルス感染拡大予防のため、全社的にテレワーク(在宅勤務)を実施しています。テレワークの実施中は、オフィスへのお電話をお受けすることができません。お問い合わせの内容に応じて、下記のアドレスまでメールでご連絡下さいますようお願いいたします。ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
近年急速に普及が進む「転換契約」をはじめ、オープンアクセス (OA) をめぐる世界的な動向についてWileyのOA責任者が論じた記事を公開します。
Liz FERGUSON, Ben TOWNSEND
本稿は、『情報の科学と技術』(一般社団法人 情報科学技術協会)で出版された記事の複製です。
(『情報の科学と技術』2021年71巻9号 p. 392-397)
6月14日(月)〜19日(土)にオンラインで行われるジャパン・オープンサイエンス・サミット2021 (JOSS2021)中のイベントとして、Wileyはオープンアクセスに関するセミナーを開催します。下のリンクから参加をお申し込み下さい。
COUNTERプロジェクトは、ジャーナル・書籍といった電子リソースの利用統計に関して、業界共通の規格を定める非営利団体です。2019年に発効した最新版のCode of Practice Release 5(実務指針 第5版、以下COUNTER 5と表記)では、それまでのCOUNTER 4から、利用統計レポートの形式やそこで用いられるメトリック(指標)が大きく変更されました。
このほどWileyは、COUNTERの許諾を得て、COUNTERが英語で制作した図書館員向けCOUNTER 5公式ガイド3種を初めて日本語化し、「Wiley Online Library日本語トレーニングハブ」で公開しました。COUNTER 5の基本を理解し、各出版社・ベンダーの利用統計レポートを使いこなすための助けとして、ぜひご活用下さい。
公開された日本語版ガイド3種とURLは、以下の通りです。
Wiley Online LibraryでWileyの電子ジャーナルを閲覧・検索する際の基本的な利用法を、10分間で説明する動画を公開しました。電子ジャーナルの利用を始める方への導入用としてご活用下さい。
コクラン・ライブラリーの利用方法を日本語で解説するチュートリアル動画を公開しました。
収録内容 / 使い方の基本 / 検索方法 / 一歩進んだ使い方 の4部構成となっています。
Wileyは2020年5月6日、ResearchGateとの提携に合意したことを発表しました。
ResearchGateは1700万人以上のユーザーをもつ世界最大のSCN (scholarly collaboration network = 研究者のオンラインコミュニティ)です。今回の提携で両社は、ResearchGateのプラットフォームを通じて良質な学術コンテンツの発見とアクセスを促進し、それによって研究者のニーズにより良い形で応える方法を探るため今後協力していくことを約束しています。
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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大を受けて、コクランはこれまでのコクランレビューの中から治療に役立つエビデンスを提供するものを選び、Special Collectionとして無料公開しました。またWileyも、Journal of Medical Virologyなどのジャーナルで発表された新型コロナウイルス感染症に関する論文を、特設ページで無料公開しています。
Wiley Online Library, The Cochrane Library, Wiley Digital Archivesの利用トレーニング用資料を集めた専用サイトTraining Hubを公開しました。利用ガイドや利用法の解説動画、また図書館管理者向けマニュアルなど、Wileyの各種コンテンツの利用促進と管理に役立つ資料にアクセスできます。図書館ホームページからのリンクをご検討下さい。