北大・大熊 毅教授らの「第一級アリルアルコール類から光学活性アルデヒド類へのエナンチオ選択的合成」に関する論文がAngewandte Chemieの重要論文VIPに

VIP北海道大学大学院工学研究院・大熊 毅教授の研究室がAngewandte Chemie International Edition (ACIE)に発表した、第一級アリルアルコール類の光学活性アルデヒド類へのエナンチオ選択的合成反応に関する論文が、同誌のVIP (Very Important Paper)に選ばれました。

Angewandte Chemie International Editionこの論文は現在、Early Viewとしてオンライン版で先行公開されています。(本文を読むにはアクセス権が必要です)
 ⇒ Arai, N., Sato, K., Azuma, K. and Ohkuma, T. (2013), Enantioselective Isomerization of Primary Allylic Alcohols into Chiral Aldehydes with the tol-binap/dbapen/Ruthenium(II) Catalyst . Angew. Chem. Int. Ed.. doi: 10.1002/anie.201303423

大熊教授らは、ルテニウム(Ru)錯体と水酸化カリウムを組み合わせた触媒を使うことによって、第一級アリルアルコール類から光学活性アルデヒド類への合成を99%以上の高純度で選択的に行うことに成功しました。詳しい内容は、北大のプレスリリース(PDF)をご覧下さい。

★ ACIEでは、二人の査読者が特に重要性を認めた論文をVIP (Very Important Paper)としています。
 ⇒ 最近VIPに選ばれた論文

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