2013年6月の医学・看護・獣医学書ベストセラーはこちら!

日本で6月に最もよく売れたWiley-Blackwellの医学・看護・獣医学書トップ5をご紹介します。タイトルまたは表紙画像をクリックすると、目次やサンプル章など、詳しい内容をご覧いただけます。

Veterinary Ophthalmology 5e1位 Veterinary Ophthalmology: Two Volume Set, 5th Edition
Kirk N. Gelatt (Editor), Brian C. Gilger (Editor), Thomas J. Kern (Editor)
ISBN: 978-0-470-96040-0
Hardcover / 2260 pages / May 2013

前月に続き第1位、大好評をいただいています。動物眼科学の古典的な教科書の大幅改訂版です。眼科遺伝学とDNA検査、顕微鏡手術などの新しい章が追加されたほか、非侵襲性イメージング技術、ネコ科の眼科学、海棲哺乳類などについての記述を増補。
 
2位 Cochrane Handbook for Systematic Reviews of Interventions
Julian P. T. Higgins (Editor), Sally Green (Editor)
ISBN: 978-0-470-69951-5
Hardcover / 672 pages / September 2008

The Cochrane Libraryの中心をなすのは、医療行為の効果を評価するシステマティック・レビュー、いわゆる「コクラン・レビュー」です。本書はコクラン・レビューの書き方を分かりやすく解説するマニュアル書です。

3位 Sherlock’s Diseases of the Liver and Biliary System, 12th Edition
James S. Dooley (Editor), Anna Lok (Editor), Andrew Burroughs (Editor), Jenny Heathcote (Editor)
ISBN: 978-1-4051-3489-7
Hardcover / 792 pages / April 2011

肝臓病学の大家・故Dame Sheila Sherlock教授による1955年の初版刊行から版を重ねてきた、肝臓病学の分野を代表する名著。約9年ぶりの改訂となったこの第12版では、本書の伝統を受け継ぎながらも、近年の新しい知見を取り入れて記述を大幅に改訂。英国医師会による権威ある医学書出版賞BMA Medical Book Awardsで2012年度内科学部門賞に輝きました。

Plumb's Veterinary Drug Handbook: Desk4位 Plumb’s Veterinary Drug Handbook: Desk, 7th Edition
Donald C. Plumb
ISBN: 978-0-470-95964-0
Paperback / 1208 pages / July 2011

動物医療の現場で用いられる治療薬について詳しい情報を提供する定評あるマニュアル。獣医師には必携の一冊です。

Neuroanatomy and Neuroscience at a Glance5位 Neuroanatomy and Neuroscience at a Glance, 4th Edition
Roger A. Barker, Francesca Cicchetti
ISBN: 978-0-470-65768-3
Paperback / 160 pages / April 2012

人の神経系のさまざまな側面を豊富な図表とともに解説し、神経科学と臨床医療の橋渡しを助ける分かりやすい入門書です。

ご注文は最寄りの書店・ネット書店で承ります。

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2012年インパクトファクター発表、Wileyのジャーナルは232分野中31分野でトップに

John Wiley & Son社は7月1日、先月トムソン・ロイターからリリースされた2012年版Journal Citation Reports (JCR)で多くのWileyジャーナルのインパクトファクター(IF)が上昇したと発表しました。

2012年版JCRでは、Wileyの全ジャーナルの約77%にあたる1,192誌がIFを獲得しました(前年の1,156誌から増)。JCRの232の分野カテゴリーのうち、31の分野でWileyのジャーナル(25誌)がIF首位となり、昨年の22分野・21誌を上回りました。またIFを獲得したWileyの全ジャーナル中、昨年よりIFが上昇したタイトルは59.4%を占め、この率はJCRに100誌以上が収録されている大手出版社の中で最高の数字でした。

さらに細かく見ると、今年2013年からWileyと出版提携を始めたThe American Geophysical Union (AGU, アメリカ地球物理学連合)のタイトルが、Wiley全ジャーナルの2012年の被引用回数の総計のうち約6%という高い比率を占めました。中でも、Journal of Advances in Modeling Earth Systems(2009年創刊)は初めてのIF 4.117を獲得、Meteorology & Atmospheric Sciences(気象学・大気科学)分野で7位という好結果を収めました。

同様に、Advanced Energy Materials誌も初のIF10.043を獲得、Chemistry, Physical(物理化学)など5分野でトップ10にランクインしました。これらの結果は、歴史・伝統のあるジャーナルから新しい創刊誌まで、また広範な分野でWileyのジャーナルが着実にインパクトを高めていることを裏付けています。

■ 発表資料 Wiley Announces Increase in Impact Factors (July 1, 2013)

分野別のハイライトの一部をご紹介します。

理工学

  • Computer-Aided Civil and Infrastructure Engineering (IF 4.460・3分野で首位), Acta Crystallographica Section D (14.103・2分野で首位), the International Journal of Energy Research (1.987), WIREs Computational Molecular Science (初のIF 5.738)の各誌が分野カテゴリーで首位を獲得
  • 他に初めてIFを獲得したのはAdvanced Energy Materials (10.043), Greenhouse Gases: Science and Technology (2.679)など
  • ドイツ化学会の公式誌Angewandte Chemie International EditionはIFをさらに伸ばし13.734、その姉妹誌ChemSusChemは前年を43%上回る7.475

人文・社会科学

  • JCR Social Science版でIFを獲得したWileyのジャーナルは424誌、うち19%にあたる79誌が各分野カテゴリー内でトップ10入り
  • Business Strategy and the Environment誌のIFは、前年の1.960から65%上昇し3.236に。Journal of Child Psychology and Psychiatryは4.281から5.42に上昇、Psychology, Developmentalカテゴリーの第2位に

生命科学・地球環境科学

  • Ecology Letters (17.949)をはじめ8誌が分野カテゴリーで首位、85誌がトップ10入り
  • WIREs RNA (4.186), Biotechnology Journal (3.446)などが初めてIFを獲得
  • Annals of the New York Academy of Sciences (4.375), FEMS Microbiology Reviews (10.960 → 13.231に上昇), Human Brain Mapping (6.878)などが高いIFを獲得。The American Geophysical Union (AGU)との共同出版によるReviews of Geophysicsは13.906に上昇、Geochemistry & Geophysicsカテゴリーの第2位

医学・保健科学

  • Wileyの329誌がJCRに収録、うち62誌が分野カテゴリートップ10入り
  • 分野カテゴリー首位は以下の8誌。CA – A Cancer Journal for Clinicians (153.459/Oncology), American Journal of Transplantation (6.192/Transplantation), Addiction Biology (5.914/Substance Abuse), Addiction (4.577/Substance Abuse – Social Science), Periodontology 2000 (4.012/Dentistry, Oral Surgery & Medicine), International Journal of Andrology (3.565/Andrology), Medical Education (3.546/Education, Scientific Disciplines), BIRTH: Issues in Perinatal Care (2.926/Nursing)

それぞれ詳しくは、上記の発表資料をご参照下さい。

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米FacebookとJohns Hopkins大が協力、臓器提供意思登録キャンペーンで登録者が大幅に増加

American Journal of Transplantation cover
臓器提供の登録者数を増やす方法として、ソーシャルメディアの利用が有効であることを示唆した報告が米国移植学会及び米国移植外科学会が提供するAmerican Journal of Transplantation誌で発表されました。

Social Media and Organ Donor Registration: The Facebook Effect
A. M. Cameron, A. B. Massie, C. E. Alexander, B. Stewart, R. A. Montgomery, N. R. Benavides, G. D. Fleming and D. L. Segev
*Abstract(抄録)は無料公開。全文を読むにはアクセス権が必要です

⇒プレスリリース Social Media Initiative May Help Increase Organ Donations

米国では臓器提供の登録を促すために多数のメディアキャンペーンを行っているにも関わらず、登録者数は増えず臓器の提供を待っている患者が10万人以上に上っています。このような状況の中、FacebookのリーダーシップチームとJohns Hopkins大学の移植チームが協力し、Facebookのタイムラインに臓器提供の意思表示ができるように設定したところ、初日に平均の約21倍の1万3千人の新規登録がありました。Facebookで臓器提供の意思を表示すると臓器提供の登録サイトへのリンクが表示され、また、Facebook上の友達にもその旨通知されるので、連鎖的にメッセージが広められます。その後12日間は平均よりも高い登録者数を記録し続け、合計で約4万人と平均の約7千人を大きく上回りましたが、14日目以降の増加は見られませんでした。筆頭著者であるJohns Hopkins大学のAndrew Cameron氏は「今後は増加の維持が可能な方法を探る必要がある。また、当報告は臓器提供以外の公衆衛生問題対策にもソーシャルメディア・ネットワーク利用は有効な手段である可能性を示唆している」と語っています。

なお、日本では2012年9月よりFacebook上で臓器提供の意思表示ができるようになっています。詳細及び意思表示の方法はこちらをご参照ください。⇒
日本臓器提供ネットワーク

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<新刊紹介> Endovascular and Hybrid Therapies for Structural Heart and Aortic Disease(書評)

Endovascular_and_Hybrid_TherapieEndovascular and Hybrid Therapies for Structural Heart and Aortic Disease
Jacques Kpodonu (Editor), Raoul Bonan (Editor)
 ISBN: 978-0-470-65639-6
 Hardcover / 306 pages / June 2013
 US$198.50
■ 上の書名または右の表紙画像をクリックすると、本書の詳細な内容、目次および無料公開されているサンプル章(Excerpt)をご覧いただけます

ストラクチャー心疾患・大動脈疾患の血管内治療についての上記新刊書の書評を、岩手医科大学の森野先生にご執筆いただきました。

 書評 

岩手医科大学内科学講座循環器内科分野
森野 禎浩

循環器疾患治療の低侵襲化が急速に進み、外科手術でしか治療できなかった疾患に、カテーテル治療の選択肢が増えた。心臓血管外科、循環器内科の各々の知識、経験、技術をシェアし、ハートチームとして治療を担うことが時代の要請だ。

両科の医師が頼りにできる新しいカテゴリ-の教科書、きっと本書がその役割を果たすだろう。本書の特徴は、知識の羅列を最小限に留め、ビビッドなスケッチや写真を駆使し、あくまで「実践的」であることだ。内科医である私が「血管手術のビデオを見ている」のでは?と錯覚するほど、手技の流れを意識した構成が随所に見られる。さらに個々の困難な状況に対応する具体的なtips and tricksを詳細に解説している。

治療直前に該当するチャプターを精読すれば、幾通りもの治療シミュレーションができるはずだ。ストラクチャー心疾患、大動脈疾患の血管内治療を担当するもしくは目指す医師待望の書籍といえるだろう。

かつて私はこの意欲作の監修者であるDr. Bonanと、当時最先端であった血管内放射線療法の共同研究をした経緯がある。今回の書評依頼、不思議な縁を感じるが、循環器診療の新機軸に今もなおチャレンジし続ける彼の姿勢に感服するばかりだ。

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忍び寄る肥満と日本人2型糖尿病の変容

Journal of Diabetes Investigation coverアジア糖尿病学会(AASD – アジア17ヵ国20団体が参加) の英文機関誌 Journal of Diabetes Investigation から、若年肥満の増加と日本人2型糖尿病の関連を20年に渡って調査した研究が発表されました。筆頭著者である、朝日生命成人病研究所の櫛山暁史先生により下記ご紹介いただきましたので、是非ご一読ください。

全文に無料でアクセス頂けます
Twenty-year trend of increasing obesity in young patients with poorly controlled type 2 diabetes at first diagnosis in urban Japan
Akifumi Kushiyama, Yoko Yoshida, Takako Kikuchi, Naoki Suzawa, Mayumi Yamamoto, Kentaro Tanaka, Mineko Okayasu, Tazu Tahara, Toshiko Takao, Yukiko Onishi and Shoji Kawazu

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朝日生命成人病研究所の櫛山先生によるご紹介

国民健康・栄養調査によると、日本人の体型は世代別に見て、若年女性を除くと経年的に肥満傾向にある。さらに、糖尿病の診療の現場では、著明な肥満の2型糖尿病症例を目にするという声を耳にすることが増えているが、いつごろから増えたか、どのような特徴を持っているかを明らかにした報告はない。日本人の2型糖尿病は、日系米人のデータなどから遺伝的には痩せていてインスリン分泌低下型が中心である、と言われてきたが、本研究では、日本人の2型糖尿病の病態が特に肥満について経時的に変遷していると仮説をたて、25年前、15年前、5年前の10年毎に、当研究所附属病院に訪れ診断された2型糖尿病患者についての肥満および血糖コントロールの状態について調査した。

(1)当研究所附属病院は東京丸の内近辺の勤務者を中心に、都内全域から300人/年程度の2型糖尿病患者を診断してきた。一施設のデータではあるが、少なくとも都心部の初診データのある程度の代表値になると考えられる。初診時患者BMI、HbA1cは経年的に悪化し、BMIの平均および25以上の割合、HbA1c 8%以上の割合が増加している。最初の血糖高値などの異常指摘から当院における診断確定・治療開始までに5-6年かかっているが、直近では期間が短縮され、有症状(口渇、多飲、多尿、体重減少)の患者は減少しているため、健診によるスクリーニング自体は以前より機能している可能性がある。

(2)患者BMIは世代別に検討すると、25年前は国民健康・栄養調査と同程度であるため、肥満2型糖尿病は多いとは言えず、確かにインスリン分泌低下が主因であったと考えられる。15年前になると40歳未満でBMI25を超える肥満者が75%を超え、その他の世代ではさほど増加していない。5年前になると、40-49歳でも肥満者が75%を超えてしまう。このように肥満2型糖尿病は少なくとも15年前から若年者側から出現して、すでに50歳未満では大勢を占めるに至っている。

(3)HbA1cのBMIごとの分布を見ると、25年前はBMIとHbA1cには相関が見られないが、5年前ではBMI23以上における血糖コントロール不良が顕著になっている。年代別にみると、若年における血糖コントロール不良は15年前から出現し、5年前には極めて顕著である。いずれの時点でも最初の異常指摘から診断までの期間は短いほどHbA1cは低い。

(4)初診時HbA1c高値(8%以上)を評価の指標としてロジスティック回帰分析を行うと、性別、年齢、最初の異常指摘から診断に要した期間、そして症状の有無を考慮に入れても、ここ5年ではBMIが少しでも高い(23以上)と初診時のHbA1cが高くなる、ということが明らかとなった。

日本人の肥満はBMIの基準は25以上であり欧米(30以上)に比べると低いものの、日本人の2型糖尿病は、若年側から欧米型肥満糖尿病へのシフトが始まっており、その患者層では最初の血糖高値の指摘から診断までの期間がやや短いにも関わらず、血糖コントロールが既に悪くなった状態で診断されている。本研究は、健診における糖尿病のスクリーニングについて、アメリカ糖尿病協会(ADA)の糖尿病ガイドライン*にも示されているように、BMI23以上でスクリーニングを行う、あるいは、新しい若年肥満2型糖尿病の病態についての観察や特別な介入を行う、などの対策が必要なことを示唆している。

*BMI25以上では年齢に関わらず糖尿病のスクリーニングを行う。

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日本の医学系学会英文誌、2012年インパクトファクター速報 Wiley Blackwell出版

Thomson Reutersより2012年インパクトファクターが昨日未明にリリースされました。弊社で出版している日本の医学系学会誌のインパクトファクターは、19誌中12誌の数値が上昇しており、1誌(Congenital Anomalies)については初のインパクトファクターが付与されました。日本の学会誌が世界でも多く引用され、認知度が順調に上がっていることが伺えます。

*雑誌のホームページより最も引用された論文をご覧いただけます。下記タイトルをクリックし、画面左側のメニューより”Most Cited”をクリックください。

雑誌名 学会名 Impact Factor※
Cancer Science* 日本癌学会 3.479
Congenital Anomalies* 日本先天異常学会 1.000
Digestive Endoscopy 日本消化器内視鏡学会 1.610
Geriatrics & Gerontology International* 老年医学会 2.167
Hepatology Research* 日本肝臓学会 2.072
International Journal of Urology* 日本泌尿器科学会 1.734
Japan Journal of Nursing Science 日本看護科学学会 0.583
Journal of Dermatology 日本皮膚科学会 1.765
Journal of Diabetes Investigation* アジア糖尿病学会 1.770
Journal of Hepato-Biliary-Pancreatic Sciences
2014年よりWiley出版
日本肝胆膵外科学会 2.148
Journal of Obstetrics and Gynaecology Research 日本産婦人科学会 0.841
LUTS: Lower Urinary Tract Symptoms* 日本排尿機能学会 0.325
Neuropathology* 日本神経病理学会 1.909
Pathology International 日本病理学会 1.722
Pediatrics International* 日本小児科学会 0.875
Psychiatry and Clinical Neurosciences* 日本精神神経学会 2.040
Psychogeriatrics 日本老年精神医学会 1.262
Sleep and Biological Rhythms 日本睡眠学会 1.052
Therapeutic Apheresis and Dialysis* 日本アフェレシス学会・日本透析医学会 1.529

※2012 Journal Citation Reports® (Thomson Reuters, 2012)

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Altmetricに新機能「Eメールアラート」 - 自分の注目論文がTwitter・ブログなどネット上で言及されるとメールでお知らせ

論文に対するTwitter/Facebookやブログ、ニュースサイトなどネット上での反響(ソーシャル・インパクト)を可視化するサービスAltmetricに、自分が注目する論文や自分が書いた論文がネットで言及されるとメール配信で教えてくれる「Eメールアラート」が新機能として加わりました。
 ⇒ New Feature: E-mail Alerts (June 18, 2013, Altmetric Blog)

Altmetricは、現在BJU International, Brain and BehaviorなどWileyジャーナルのうち6誌で試験的に導入中です。これらの6誌では、早速この新機能をご利用いただけます。

試しにBJU Internationalに最近出版された論文をみてみましょう。 → 論文はこちら

1. 論文の画面に表示されるamscoreロゴまたはその隣の数字(Altmetric Score)の上にカーソルを合わせます。ポップアップ表示される画面の下にあるSee more detailsのリンクをクリックします。
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2. Altmetricの詳細画面が表示されます。画面左下にあるGet email updates when this article is sharedをクリックします。
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3. 自分のメールアドレスを入力してOKをクリックすれば登録完了です。
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Eメールアラート配信を登録した論文が一日に何回言及されても、メール配信は1日1回と決まっています。また、たとえ何十報・何百報の論文を登録しても、1通のメールでまとめて通知してくれるそうなので、メールBoxが溢れる心配はありません。

自分が興味を持った論文や自分自身の論文に他の読者がどのような反応を示したか、ほぼリアルタイムでフォローできるこの機能、気軽に使えますのでお試しになってはいかがでしょうか。

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ケースレポート(症例報告)を書くためのコツを教えるウェブセミナー 【無料動画配信中】

Case Reports webinar
Charles Young photo先日当ブログでご案内しました「ケースレポート(症例報告)を書くためのコツを教えるウェブセミナー」(5月29日開催済)の動画配信を開始しました。当日使われたスライド画像と講師の音声、また質疑応答もそのまま録音された動画にどなたでも自由に無料でアクセスでき、ご都合のよい時間に閲覧することができます。
無料動画配信ページ ⇒ ケースレポート(症例報告)を書くためのコツを教えるウェブセミナー
*始めの2分は当日の運営の説明となっていますので先送りされることをお勧めします

■ 講師:Dr. Charles Young ■
2013年に創刊されたケースレポートの専門誌Clinical Case Reportsの編集長である講師のDr. Charles Youngは、ロンドンの高名なセント・トーマス病院に救急医療の専門医として勤務し、Lancet誌のExecutive Editorなど医学編集者としても重職を歴任した、臨床現場と医学出版の両方で豊富な経験を持つ人物です。多数のケースレポートを自ら書き、また編集者として目を通してきたエキスパートからアドバイスを提供します。

■ こんなご質問にお答えします ■
・なぜケースレポートは有効か
・どれくらいの長さが適切か。また参考文献は何件が妥当か
・何を主軸にして書くべきか
・稀な症例と一般的な症例、どちらが採択されやすい?
・症例に含める患者の同意を得る最善のタイミングと方法
・投稿する雑誌を決定するのは執筆の前か後か
・カバーレターの書き方
・査読者に対する返事の仕方

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多発性硬化症と慢性歯周炎:人口に基づく試験的研究結果を発表 【無料公開中】

Association between multiple sclerosis and chronic periodontitis a population-based pilot study多発性硬化症の病因はまだ完全にわかっていませんが、複数の感染によって疾患が発達することが知られています。今回発表された研究は、最も一般的な慢性感染症の一つである慢性歯周炎と多発性硬化症の関連性を台湾の人口に基づいたデータを用いて調査しています。316名の多発性硬化症の患者と1580名の無作為に選ばれた対照群を調査対象とし、条件付きロジスティック回帰を行い、多発性硬化症と過去に診断された慢性歯周炎との関連が調べられました。
その結果、過去に慢性歯周炎と診断された多発性硬化症患者は25.6%で、対照群は15.4%となり、関連性は認められましたが、性別で確認したところ、この関連は女性のみに見られ、男性は統計的な関連は全く見られなかったとのことです。著者は多発性硬化症と慢性歯周炎の関連性及び性別による差を確認するためには引き続き疫学的研究を行う必要があると締めくくっています。

全文に無料でアクセス頂けます
Association between multiple sclerosis and chronic periodontitis: a population-based pilot studyfree_access
J.-J. Sheu, H.-C. Lin

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日本神経免疫学会の英文誌Clinical and Experimental Neuroimmunology 2013年初号出版 【無料公開中】

Clinical-and-Experimental-Neuroimmunology-June-2013-cover日本神経免疫学会の英文誌Clinical and Experimental Neuroimmunologyの2013年初号(第4巻1号)が出版されました。当号の全ての論文にどなたでも無料でアクセス頂けますので、この機会に是非ご覧ください。また、Chief Editorsの一人である吉良潤一先生(九州大学大学院医学研究院 脳研 神経内科学 教授)から2013年より刷新しました本誌についてご紹介頂きましたので本文と併せてご一読ください。
  無料公開中  
Clinical and Experimental Neuroimmunology 第4巻1号

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Clinical and Experimental Neuroimmunology第4巻1号の刊行に寄せて

日本神経免疫学会理事長
吉良 潤一

 日本神経免疫学会は2010年から英文誌Clinical and Experimental Neuroimmunology(CENI)を刊行しています。例年、4巻1号は1月末に発行されているのですが、今回は大幅に遅れてしまいました。これには理由があります。本誌は来年早々には、PubMed/Medlineへの収載を申請する予定です。そのために一層の内容の充実を図ることが必要でした。そこで、今回から、毎号Review ArticleやOriginal Article、Case Reportの掲載数を最低10編に増やすようにしました。これらは、MS/NMO and Allied Disorders、GBS/CIDP and Allied Disorders、MG and Neuromuscular Junction Disorders、Inflammatory Muscle Disorders、Immunology and Other Inflammatory Disorders、Neuroscience and Neurodegenerative Disorders等のセクションに分け、読者が関心のあるところにすぐにアクセスできるように改善しました。さらに従来からのEditorial、Commentary、Letter to the Editorに加えて、New Developments from Asia、Images in Neuroimmunology、Congress Reportなどの新コーナーを設けました。

Magnetic resonance imaging (MRI) of the patient なかでもNew Developments from Asia、はアジアからの新しい発見とそれに基づく新しい仮説の提案をするコーナーで、ここをみると日本における神経免疫学研究の最先端がわかるようになっています。日本神経免疫学会会員であれば、自身の研究成果が高い評価の英文誌に掲載された場合に、このコーナーで自身の研究成果を紹介することができます。また、Letter to the Editor欄には、会員に限らず様々なご提案、日ごろ臨床や研究の場で感じていることを自由に投稿できます。さらに、Images in Neuroimmunologyのコーナーでは、インパクトのある神経免疫疾患の画像を楽しむことができます。この画像の一部は表紙にも載せています。皆様がこれはぜひ紹介したいという興味深い画像所見を経験されましたら、ぜひこのコーナーに投稿されてください。

 4巻1号には総説、原著論文、症例報告、様々なコメントやレターなど、合計22編が載せられています。神経免疫学の基礎研究から神経免疫疾患の様々な臨床研究まで幅広いスコープの内容を楽しむことができるでしょう。本誌の良い点は、神経免疫学をキーワードに、脳から筋肉までの様々な神経免疫疾患の病態から治療、そしてこれらの疾患の基礎となる神経免疫科学までが網羅されている点です。

 日本神経免疫学会会員であれば、これまでに掲載された3巻の全ての記事にアクセスできます。また、非会員の方にも多くの論文がオープンアクセスできるようになっています。日本発の学術誌です。来年秋にはSCIE(Thomson Reuters)にインパクトファクターの申請を行う予定です。ぜひ皆さんの手で本誌を世界レベルのジャーナルに育ててください。皆様からのご投稿をお待ちしています。

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